保育テックサロンとは
保育テックサロンは、保育関係者とエンジニアの交流を目的として、不定期に開催されるオンラインイベントです。第一回・第二回は「Gather」という二次元オンライン交流プラットフォームを用いての開催でしたが、第3回からは「Cluster」というメタバースでの開催を試みています。
メタバース上に、0歳児に大人気の「東京おもちゃ美術館 赤ちゃん木育ひろば」や保育園など、乳幼児向けの施設を三次元スキャンしたワールドが設置され、参加者に体験していただくことができます。保育テック関連研究発表ポスターセッションルームもあります。
図 メタバース上に表現された東京おもちゃ美術館 赤ちゃん木育ひろば at Cluster
メタバースとは
メタバースは、仮想三次元空間内で多くの人と交流するためのプラットフォームです。メタバースを利用することで、単に多くの人と交流できるだけでなく、保育園や関連する空間を三次元データとしてメタバース内に取り込むことで、参加者がそれらの空間を仮想体験することができます。
メタバースを提供するサービスはいろいろあります。今回用いるClusterは、スマホアプリでもパソコンで動作し、VRゴーグルがなくても実行できる、国産のメタバースプラットフォームです。Clusterは、近年教育産業への応用に力を入れており、東京大学のメタバース工学部でも利用されています。ぜひこの機会にご体験ください。
東京おもちゃ美術館の赤ちゃん木育ひろばのワールドはClusterに公開されています。Clusterに慣れていただくためにも、ぜひ事前に体験してみてください!
本イベントはZoomも併用しますので、敷居が高いと感じる方はZoomのみの参加でも結構です。
第3回保育テックサロンの紹介
- 2023/9/30 (土) 13:30〜15:30
- 参加のお申し込みはPeatixでどうぞ。
- 参加費:無料
- 途中参加・途中退場可
- 使用プラットフォーム:Zoom、Cluster(参加登録いただいた方に、後ほど入口をご紹介いたします)
13:30 〜 15:30
・ オープニング (Zoom, 10分)
・ バーチャルおもちゃ美術館訪問 (Cluster, 30分)
・ バーチャルアイン弘明寺保育園訪問 (Cluster, 30分)
・ バーチャルポスターセッション (Cluster, 30分)
・ クロージング
東京おもちゃ美術館 | アイン保育園 | ポスター展示室 |
対象
- 毎日の保育に課題を感じる保育士さん
- 保育現場へのテクノロジー導入に関心がある保育関係者
- 子どもたちに楽しく遊んでもらえる玩具を作りたいエンジニア
- 保育園の課題意識を知りたいエンジニア
- その他保育とモノづくりのコラボに興味のある方
コンセプト
保育ICTシステムの普及が進み、保育の事務作業軽減への情報技術の活用は一定の効果を上げつつあります。現在は、子どもと接する保育の現場活動そのものの改善に、技術がどう貢献できるかを模索する段階が来ていると思います。
この課題解決のためには、技術者は保育の現場の制約や大切にしている価値を知ることが大切ですし、保育の側は夢物語ではなく、技術の限界を知りつつも、技術で解決できそうなことを辛抱強く伝えていく必要があります。
一方、保育の実践者の多くは目の前の業務に忙しく、外部との人的交流が十分ではない場合が多く、また技術者からすれば、保育現場には気軽に立ち入ることは難しく、コラボレーションの素地が十分整っているとはいえません。このギャップを埋めることが、この保育テックサロンの目的とするところです。
第3回 保育テックサロン 実行委員会
・中央出版 アイン保育園グループ
・東京工業大学工学院 エンジニアリングデザインコース 中谷 桃子 准教授, 田岡 祐樹 助教
・東京おもちゃ美術館
・保育テック プロボノチーム
協力:
・JST,未来社会創造事業,JPMJMI22H3
過去の開催記録
第三回 2023/9/30 (土) 13:30〜15:30 募集ページ
第二回 2021年12月10日 (金) 21:00 – 23:00 募集ページ
第一回 2021年10月8日 (金) 21:00 – 23:00 募集ページ
開催後のアンケートからはイベントから得られる高い満足度がみて取れます。
ぜひ今回も奮ってご参加くださいませ!