保育に役立つカメラを作るプロジェクトは、Hoikutech結成のきっかけとなりました。2018年2月、くらき永田保育園にて保育士とエンジニアによるアイデアソンから生まれた「しゃべっ撮る」というアイデアは、その年のGR-LYCHEE Design Contestへの応募を目指して具現化しました。このチームを結成した7月9日が保育テックの誕生日です。ここで開発した「HoikuCam」は、コンテストでも優勝を勝ち取ることができました。HoikuCamはその後、自分でプログラミングできるカメラキット「Hack Cam」に発展しました。またもう一つの派生形はAndroidアプリ「タグカメラ」となり、くらき永田保育園での実証実験も実施しました。そこから得たノウハウは、保育実践振り返りシステム「VisRef」に引き継がれ、現場への貢献を求めて開発が続けられています。

第0世代:しゃべっ撮る

第1世代:HoikuCam

第2世代:Hack Cam

Hack Camは、Hoikutech結成のきっかけともなったHoikuCamのハードウェア構成をベースに、Micro:bitとの連携基盤も追加してよりカスタマイズ性が高められた、自作カメラ開発キットです。

第3世代:タグカメラ

タグカメラは、保育現場へのより積極的な導入を目指して開発されたAndroidアプリです。Hoikutechメンバーの一人である大和田の研究プロジェクトとして進められ、保育記録(保育ドキュメンテーション)を実現するためのクラウドである「NanoGW」と並行して動作していました。

第4世代:VisRef

実装・実験協力:くらき永田保育園