保育botプロジェクトは、チャットを使って情報にアクセスする技術を、保育の現場に応用し、情報取得の効率化に貢献することを目標にしています。

実験対象園ではこれまで、園の理念や保育方法、行事などが記載された、保育活動マニュアルを本媒体で作成していました。そのため、情報アクセスには本を手に取ることが必要で、煩わしい面がありました。もちろん元はWordなどの電子化された書類なのですが、大きく活用はされていない状態でした。

そこで、この書類をSlackのbotにして、Slackからキーワードで検索できるようにすれば、スマホからでもSlackアプリを通じて簡単にアクセスでき、必要な情報にたどり着きやすくなり、利便性が高まると考えました。

このbotが招待されたチャンネルでは@hoikubot に続けてキーワードを入れてメッセージを送ると、botがその情報が含まれたページを検索し、画像で返してくれます。

実装にはMarkdownでチャットの応答を定義できるmaboを用い、保育園情報のbot化を行いました。画像が大きすぎると、直接プレビューが埋め込まれないため、小さめの画像とし、文字が潰れたり、情報が足りない時は、返答中に含まれるpdfへのリンクをたどるとフルサイズの情報がブラウザで見られるようにしました。

データは全て、Google Driveに置くことにしました。

今後は例えば、子どもの姿を入力すると、発達の度合いなどを教えてくれるbotなどに応用していきたいと考えていますが、現在は情報を検索して返答するだけで、複雑な条件分岐や、対話的な動作ができないのが今後解決すべき課題だと考えています。

開発:岩崎学園 淺井清美 根本一久
くらき永田保育園/Sony CSL 大和田茂
実験協力:くらき永田保育園